アトピーと水質の関係について

アトピーと水質

水質はアトピーが快方に向かうかどうかの主要なカギのひとつだと思います。実際、私自身の20年以上のアトピー生活の中で、治癒に最も決定的な影響を与えているのが「お風呂の水」です。これはお風呂上がりの保湿の話ではなく、お風呂の水そのものについての話です。

お風呂の水の重要性

アトピーというと、すぐに食生活に原因を持っていきたがる人が結構多いように思うのですが、失われた皮膚の保護バリアを回復させるには、なんだかんだでまず「皮膚に直接触れるもの」について考える必要があると思います。飲み水も「カラダを内側からキレイに!」みたいなノリで、何かしらの影響があるかもしれませんが、どちらかといえば直接肌に触れる「お風呂の水」の方がより重要なのではないでしょうか。

同様の理由で、衣服の素材や空気質についても考える価値は高いと思います。

残留塩素について

水質に関しては、よく「残留塩素」のことが議論されると思います。自治体の水道局ホームページを見ると、多くのサイトで「塩素消毒の人体への影響は、水道水レベルでは心配ありません」と書かれています。確かに、健康な人であれば問題ないだろうと思います。

ただ、アトピーの人にとっては残留塩素濃度が基準値以内であっても悪影響を及ぼす可能性があります。もともと塩素という物質は攻撃力があるので、消毒・殺菌に使われるわけです。敵:塩素の攻撃力が大したことなくても、こちらが防具:皮膚バリアを装備せずに丸腰で戦ったらそれなりのダメージを受けるでしょう。

ですので、お風呂の水の塩素濃度というのは、ひとつ気にしてみてもいいと思います。具体的な対策については、個別の記事でご紹介させていただきます。

医者は水質について重視していない

今まで様々な病院で診てもらい、そのたびに、私のアトピーが地域によって症状が改善したり劇的に悪化したりすることを訴えてきたのですが、ほとんどの医者はそのことについて懐疑的でした。

私の症状は、

  • 名古屋(実家)では劇的に悪化
  • 東京では劇的に改善
  • その他の地方は場所により、まちまち

という傾向があるのですが、多くの医者が「実家のストレス」と結論付けたがるのです。まあ、東京で改善するとか傾向そのものが意味不明なので、当然といえば当然かもしれませんが。私が「実家に別段不満はなく、ストレスフリーで暮らしている」ことを告げても、「それじゃあ潜在的なストレスだ」などと意味不明な言葉を放つ。これが逆だったら、どうせ「独り暮らしによる食生活の乱れ」とか「不規則な生活が原因」とか結論付けたがるのでしょう。

…愚痴はともかくとして、ストレスや食生活、生活リズムなどはアトピーの悪化因子として古くから知られていることなので、そちらの方向に原因を求めたいのも分かります。ただ、現実問題としてアトピー患者は年々増えており、その原因も多岐に渡ると考えられている中で、すべての事例で同じような方向の結論に持っていくことには違和感を覚えます。まだ原因が完全に解明された病気ではないのに、事情を知らないあなたがなぜそう決めつける?なかなか治らない患者が多いのも、原因を決めつけてかかる医者が多いからなのではないかと思うことがあります。

まとめ

ということで、この記事ではアトピーを治す上で重要な水質について、その概要と問題点(=重要性が理解されていないところ)を大雑把に解説させていただきました。水質の問題は地域の水源や水処理によるところが大きく、しかもお風呂となると日々の使用水量もかなり膨大なので、対策が一筋縄ではいかずに難しいところがあります。

当サイトでは、私が実践した水質対策とその効果をはじめ、水処理の現状や今後についてもいろいろ書いております。よろしければご覧になっていってください。