アトピーを治すためのお風呂の水質改善・比較的安価な3つの方法

アトピー改善法

アトピーが治らない原因のひとつとなり得る、水質。ここでは、特にお風呂の水を対象に、その水質改善のためにできることを書いていきます。

飲料水であれば浄水器を取り付けてしまえば大体の物質はフィルターで分離できてしまうのでいいのですが、お風呂のように毎日200L(リットル)前後を使うとなると、フィルターがすぐに劣化してしまいます。

家中の水を浄化してくれるような浄水器も存在しますが、以下のような理由(特に3つ目)により、現実的ではありません。

  • 設置費用が高い
  • マンション住まいだと使えない
  • 何より、アトピーが治る保証がない

そういう大掛かりなことをする前に何ができるのか、その辺をまとめていきたいと思います。

なお、対策にあたっては、お風呂上がりにステロイド軟膏や保湿剤を塗ることを前提としています。これをやらないと、たとえ効果がある方法だったとしても数日内に改善効果を実感するのは難しいと思います。

お風呂の水質改善方法

備長炭(活性炭)

お風呂に入れておくことで、水中の有機物などの物質を吸着除去してくれます。吸着できる量にはモノによって差がありますが、基本的には煮沸することで吸着物を追い出し、再使用することができます。

ただ、私の場合は特段の効果は出ませんでした。使っていた炭の質が悪かったせいか、水が炭の色で着色されてしまう(やや黒みがかってしまう)のですが、ひょっとしたら炭の本体から脱落した微粒子が何らかの悪影響を与えていたのかもしれません。

仮にそうだとすると、有機物を吸着した活性炭微粒子というのは花粉や黄砂、PM2.5などと同じような構造的性質を持つことになるので、皮膚にかえって刺激を与えるという可能性はあります。まずはお試し感覚で数日使ってみるのがいいでしょう。

アスコルビン酸

いわゆるビタミンCのことです。水中の残留塩素と結合して、別の物質に変化します。

化学反応式は以下のような形です。

C6H8O6 + NaClO → C6H6O6 + HO + NaCl

アスコルビン酸(C6H8O6)と次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)が反応し、無害な塩化ナトリウム(NaCl)に変わります。この「次亜塩素酸ナトリウム」が、残留塩素を構成する物質のひとつです(残留塩素にもいろいろあります)。

しかし、これも私には効果がありませんでした。この方法は結局モノを添加する方法ですので、そのモノ自体と相性が悪い場合は効果を発揮しないと思われます。実際、人によってはかゆみが悪化したというケースもあるようです。これも「ものは試し」という感覚で使用しながら様子を見つつ、判断していくのが良いでしょう。

ミネラルウォーター

私の場合、結局これになってしまっています。お風呂の水を直接処理するというわけではないのですが。2Lのペットボトルを1本使い、お風呂から出る前に身体を洗い流しています。

そもそも、私のアトピーはその地域の水質によって回復具合が顕著に違ってくることが分かっていたので、後はその「回復が悪い地域(=運悪く実家でした…)」においてどのように回復させていくか、というのが課題でした。その結果、現時点での妥協点がこの「ミネラルウォーター法」です。

回復が早い地域ほどの効果はありませんが、悪化を防ぐ効果は感じています。身体のかゆくなりやすい部分で比較観察してみると、やはりミネラルウォーターで洗い流した場合の方が、翌日のかゆみや肌荒れが抑えられているのが分かります。

かけ流すためだけに1日2Lを使うのはもったいないような気もしますが、今は2L×6本のミネラルウォーターが400円前後で手に入るので、経済面ではそんなに負担にならないと思います(1日あたり70円前後)。ある程度効果が確認できたなら、ネットで購入できる20L入りの高純度精製水を試してみるのもいいかもしれません。

いろいろな銘柄のミネラルウォーターがありますが、選ぶ際にはpHに気をつけておくといいと思います。明確な根拠はないのですが、肌が弱酸性ということでpH=6~7程度のものが無難です。温泉だと強酸性や強アルカリのところもありますが、酸性のピリピリ感やアルカリ性のヌメヌメ感はどちらも皮膚への刺激になりうるので、日常的に用いる水はやはり中性付近がいいと思います。

対策後の効果

効果がない場合

以上のいずれの対策を実施しても改善の兆しが見えない場合は、水質よりも強い影響因子があるのだろうと思います。それは食生活だったりストレスだったり、街の空気だったりするかもしれません。思い当たることをリストアップして、ひとつひとつ丁寧に原因を探っていくしかないでしょう。

効果を感じた場合

逆に、少しでも効果があると感じられたなら、いろいろな場所のお風呂巡りをしてみるのもいいかもしれません。

例えば、上記の活性炭やミネラルウォーターの方法で効果があったならば、水中の微量な有機物がアトピー悪化に影響している可能性があるので、高度浄水処理を導入している東京や大阪は意外と改善する可能性があります。

アスコルビン酸で効果がある場合は、塩素が悪者である可能性が高いので、水道水中の残留塩素濃度の低い地域に目星をつけてみるとか、場合によってはカルキが抜けやすいマンションやビルのお風呂・銭湯が有効なこともあるでしょう。

ただいずれの場合も、その周辺の水道管の劣化・貯水槽の汚れにより水質が悪化している場合もありますので、余裕があれば同じ地域で複数箇所を廻ってみるといいと思います。